競輪&オートレース補助事業により得られた研究成果

① タグの耐環境性、小型・低価格化を実現する方式の研究開発

低損失で耐熱性に優れる基板を選択するとともに、タグの小型・低価格化を実現する方式として、今回提案の一端短絡・他端開放型構造のタグが有効であることを見出した。


一端短絡・他端開放SIR(ステップインピーダンス共振器)を用いたタグの基本構成


出典) 佐川 守一, 牧本 三夫,小野 哲, 酒井 文則, 和田 光司,"一端短絡・他端開放共振器を用いたチップレスRFID タグの検討," 2018 年電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ大会, C-2-71, 金沢大学 角間キャンパス(金沢市), 2018年9月11日~14日.


② タグ情報の読取精度向上を図る方式の研究開発

今回提案の一端短絡・他端開放型構造のタグの情報読取りのために読取動作を開放端(電界)/短絡端(磁界) を利用したプローブを用いることにより、互いの結合が低減されることからタグ情報の読取精度向上を図る方式として好適であることを見出した。



電界および磁界プローブを組み合わせた読み取り法


出典) 佐川 守一, 牧本 三夫,小野 哲, 酒井 文則, 和田 光司,"一端短絡・他端開放共振器を用いたチップレスRFID タグの検討," 2018 年電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ大会, C-2-71, 金沢大学 角間キャンパス(金沢市), 2018年9月11日~14日.

出典) 佐川 守一, 牧本 三夫,小野 哲, 酒井 文則, 和田 光司,"一端短絡・他端開放共振器を用いたチップレスRFID タグの検討," 平成31年度電気学会全国大会, 北海道科学技術大学, 2019年3月12日~14日.


③ タグ読取装置の試作と汚れ、高温など劣悪な環境下でのタグ情報の正確・安定の実証

今回試作したタグ読取装置は、インパルス発生とFFT(逆フーリエ変換)処理という方式を採用することで装置の小型化と信号処理の安定化が図られる方式であることを確認した。 また、劣悪な環境下でのタグ情報の正確・安定読取の実証の一環として、-20℃~70℃の温度環境下でのタグ情報の正確・安定読取を確認した。



タグ読取システムと得られる時間および周波数応答


本研究の一部は競輪の補助を受けて実施されたことを表し,感謝申し上げます。